「教育のためのTOC」は学校教育を変えるために、良くするために開発されたクリティカルシンキング手法です。このたび、「教育のためのTOC」を開発し、グローバルリーダーとして広げてきた、TOC for Education, Inc. 会長のKathy Suerkenさんが来日されることになりました。これを機会に、学校教育関係者(幼稚園教諭、小中高校の教員、大学教員等)のみなさまとの懇談の場を、第8回教育のためのTOCシンポジウム前日の2月9日に設定しました。

小学校教員、中学校教員、高校教員、教育委員会・教育センター、大学教員、学生、その他11名および通訳を含むスタッフが8名が参加し、佐々木宏展さんのコーディネートで、Kathyさんと懇談しました。参加者からは、学校での「教育のためのTOC」を活用した授業実践についての報告や、学校教員向け研修の課題、支援教育でのコミュニケーション改善への「教育のためのTOC」活用の可能性、生徒の考える力・学ぶ力の低下、など、それぞれの現場で起こっていることについて発言がありました。それらについてKathyさんは多様であるけれども共通している、子どもは学ぶのは容易だが教師教育は難しい、「教育のためのTOC」は人の内在的可能性を解き放つこと、私の経験を紹介しましょう、とあたたかいコメントを返してくれました。

残念ながら欠席になりましたが、和田良彦先生(大阪教育大学副学長)」のご協力で声かけをしていただいたこと、ありがとうございました。今後いっそう、日本の学校教育において「教育のためのTOC」が広がるよう努めていきたいと思います。

 

日 時 2019年2月9日(土)13:00〜16:00

会 場 京都大学吉田キャンパス 総合研究2号館3階大演習室1

主 催 特定非営利活動法人 教育のためのTOC日本支部

 

京都大学経営管理大学院 教授

教育のためのTOC日本支部 理事長  若林 靖永